オトナアニメ vol.37に岸誠二氏と上江洲誠氏のゆゆゆのインタビューが掲載されていたので、概要だけ紹介します。
出先からスマホで書いているので、誤字脱字多いかもしれません…後ほど修正・加筆します。


【キャラクター設定について】
 

・東郷さんは愛国憂国をキャラ設定に盛り込んだキャラで、デリケートなモチーフなので気を使いました。でも、意外に気づかれなかったようなのでもっとやればよかったです。

・友奈には「過度の気づかい」をするという設定が盛り込まれています。一見ヒーローに見えるけど、実は異常にトラブルを恐れている神経質な面もあるんです。

・最初の設定では、散華で手足が欠損する設定でしたが、それはエグすぎるだろうということで機能不全に変更されました。
園子のキャラクターはその名残で、実際は欠損はしていません。
(8話では、どう見ても欠損しているように見えるのは初期設定のまま進めてしまった為?)
実は園子は最初、リピーター(満開を繰り返した者)と呼ばれている名も無き勇者でしたが、タカヒロ氏が細かいキャラクター設定を付けて乃木園子というキャラが完成しました。
さらに、そこから派生して鷲尾須美は勇者であるがスタートしたんです。


【世界観やモチーフについて】

・大赦は巨大な組織のメタファーで、大きすぎる組織は責任がたらい回しになりがちになってしまう。
大赦は困ったところもあるけど、無ければ困る組織です。現実世界のリアリティを取り入れたつもりです。
大赦は謎のテクノロジーで神樹様を制御していますが、ブラックボックスも多く大赦も良く分かっていません。
最後に供物が帰ってきたのは、友奈と東郷さんの行動や勇者部の祈りの結果です(具体的な理由やメカニズムは明かされず)

・ゆゆゆの世界観のモチーフはOPの中で全て出てきています。
鋭い人は最初からOPの太陽を疑っている人もいました。

・製作者が伝えたいことは1クールの作品の中で全て出し切りました。
言葉だけではなく暗喩という形での表現も多く取り入れています。

・四国以外が滅び、西暦から神世紀に変わった時期も含めての年表も実はしっかり作っています。
宇宙に至るまで世界観は全てまとまっているが、作品内で全て明かすことはしてはいません。
 

【インタビューまとめ】
 
・直接的な表現以外に作品の中には暗喩が多い
・ ゆゆゆは大きな世界観の中の勇者部五人の物語である。
・最後に供物が戻ったのは、任期や時間が経ったことで戻ったわけではない。
・隠されたモチーフや裏設定はかなりある。でも、明かしてしまうと夢が無くなるので秘密。
・ゆゆゆはファンタジーの皮をかぶった現実 (現実世界のメタファーという意味?)
・どちらかといえば、ラストは中高生から絶賛の声が多く、年齢の高い方からは遺憾の声が多かった。 
・上江洲氏は当初、犠牲の出るビターエンドを想定していたが、全員に反対され今の形になった。

二期や劇場版制作への言及はありませんでしたが、作りたいような雰囲気でした(。・ω・)ノ゙